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2023年度まとめ、2024年度へ・・・!

 2023年度が終了しました。今年度は生徒も非常によく頑張り、多くの講師の先生のお陰で東海大会出場を果たしました。卒業していった3年生は卒業式でも明るく良い表情で卒業していきました。  ちょうど今年の卒業生が入部のタイミングで私は正式に顧問になりました。指導自体はその前の年度の10月頃から行っていたのですが、その時は副顧問という立場でした。  入部したときに、非常に明るい生徒が入ってきたなと感じたことを覚えています。途中で他の目標に向かっていった生徒もいたのですが、残ったメンバーは非常によく努力しました。毎年のことですが、中学校での楽器演奏経験がある生徒でも、入部した当初はそこまで高い技術を身に着けていることはあまりありません。リズムが読めない生徒、音名(実音)のドイツ語表記がわからない生徒、指番号を書かないと演奏できない人などいろいろな生徒が入部してきます。先輩がきちんと教え、本人が努力しどんどん成長していきます。3年前の新入生の部員勧誘の話ですが、当時はトランペットパートが足りず、トランペットの経験者を入れたいと思っていました。しかし経験者は入部なし。非常に困っていました。中学校のときにホルンをやっていた生徒に、なんとかトランペットをやってくれないかとお願いをしました。「かっこいいからやってみたいです」と答えてくれて救われました。非常に努力する生徒で2年生の終わりごろには経験者に負けない(どころか、講師の先生に称賛されるほどの)高い技術を身に着けていました。  2023年度は新型コロナウイルス感染症も5類に移行したこともあり、「OGASA BANDに入れば技術が高くなり、より良い演奏が実現できること」、「地域の皆様から応援いただけていること」、「演奏によって自分たちも楽しい思いができること」を実感できる1年間だったと思います。コロナ禍でもOGASA BANDの伝統を引き継いでくれたOB,OGも素晴らしいですし、それをきちんとものにし、成果を出すに至った現役部員も大変素晴らしかったと思います。  2024年1月から新体制でスタートした新しい代も頑張ってやっています。今年も東海大会出場を目標に頑張っていくとのことで、まだまだ足りないところもいっぱいありますが、頑張っていきたいと思います。

吹奏楽コンクール県大会金賞 東海大会出場を決めました!

 8月12日(土)に吹奏楽コンクールB部門県大会がありました。  本校の出演順は25団体中5番、西部大会は25団体中3番でしたが、それに続いて早い出演順です。しかし、アクトシティ浜松までと、静岡市民文化会館までは本校からはそんなに距離が変わらないため、西部大会のときとほぼ同じ時間の流れで過ごすことができました。生徒の要望により、私たち顧問は朝5時30分に校舎の鍵開けをします。副顧問の先生がいち早くいらしてくださり、5時15分ごろには解錠できました。  朝のリハーサルでは、まずは部長がしっかり緊張を解きほぐすように部員に働きかけてくれました。西部大会のときは全員ガチガチの緊張で音も固くなっていましたので、私の方で緊張をほぐすように色々とやりました。県大会に向けては流石の部長です。そのときの学びから、自分で考えた緊張のほぐし方を全体に実践してくれました。  基礎合奏が終わり、通しを行いました。今回の通しは体調不良の生徒がおり、全員揃っての通しが叶いませんでした。しかし、その生徒もなんとか頑張って練習終了前に来てくれましたので、その生徒が確認したいところをきちんと確認して終わることができました。安心をして積み込みの準備を開始することができました。体調不良の中、よく頑張ってくれました。  その後、バスに乗車し、静岡市民文化会館に移動です。私は、車で静岡市民文化会館に向かいます。途中、これまで非常に良くしてくださっていたレッスンの先生より激励の言葉をいただき、生徒と共有をしました。  バスは少し早めにつき、落ち着いて準備を済ませることができました。一人ひとりの音を聞きましたが、西部大会の時よりも落ち着いている印象を受けました。リハーサル室の過ごし方も、これまでのリハーサル室の使い方から流れができていますので、安定しています。音も、そこまで固くありません。ハーモニーやピッチも丁寧に意識しており印象の良い演奏になっていたと思います。生徒全員の技術の高まりを実感するリハーサル室でした。  本番を迎えまして、西部大会のときにうまく行かなかったセッティングも比較的余裕を持ってきちんと行うことができたように感じます。しっかりと前回の反省を活かして進めていて、流石小笠高校生です。落ち着いて演奏を開始することができました。  演奏自体は・・・というと、かなりミスが目立った印象でした。...

吹奏楽コンクール西部地区大会金賞!よく頑張りました。

 8月5日にアクトシティ浜松にて静岡県吹奏楽コンクール西部地区大会B部門が開催されました。  この日に向けて、県大会に出場できるよう練習を重ねてきました。今年は私のくじ運により、出演順3番ということで朝早く、6:00に集合です。5:30に到着し校舎を開場し、朝のミーティングまでは各自自由に音出しです。6:00の時点でなんとか全員集合し最後の確認をすることができました。  基礎合奏を行うと、生徒の表情が固く、音もしっかり響いていません。起きたばかりだからということもあるのでしょうが、緊張をしている感じがとても強いように見えました。基礎合奏が終了した後、曲の確認をする前に緊張をほぐすことを最優先に行いました。何とかガチガチの雰囲気は無くなり、学校での確認も良い形で終わらせることができました。  バスでは、生徒同士て贈り物が飛び交います。コンクールに向けて気分を高めるために生徒がやっていることですが、個人的には、とても良い雰囲気だと思います。ある程度のところでスイッチを切り替え、歌合奏を行います。歌合奏も、非常に良くなってきました。バンドの成長を感じます。  ホールに到着してからの動きも落ち着いてできていました。部長・副部長を中心にきちんと動けています。  リハーサル室では、やはりまた少し緊張の混じった固い音担っている印象を受けました。奏法チェックを行い、一人一人良い音の確認を行い、表情をきちんと作りいい音で演奏しようと伝えました。みんなで集中して、一体感のある演奏ができれば金賞だ。と伝え、本番に臨みます。  本番舞台に上がる際にはアクシデントがいっぱい起きました。打楽器を台上に上げる際にうまくいかずもたつき、全体のセッティングに時間がかかってしまいました。管楽器生徒も譜面台の上げ方がわからずドタバタしています。セッティングに時間がかかったために、充分に落ち着いた雰囲気が作れぬまま演奏を開始した形になりました。  更には、演奏中に鍵盤打楽器の位置が普段よりも離れた位置にあることに気づきました。少しドキドキしたのですが、さすが小笠高校の生徒です。落ち着いていつも通りの演奏をすることができました。  次は県大会です。より磨きをかけた演奏ができるように頑張っていきたいと思います。

全日コンクールに向けて ホール練習

  7月は野球応援と自分たちのコンクールに向けての練習を並行して行います。  吹奏楽部と野球部は関連が深く、本校では、吹奏楽部が野球応援を行い、そのかわりに吹奏楽部の定期演奏会の際に野球部生徒に御手伝いを頂くという関係性が続いています。  野球部は第3試合まで続き、平日の夏休み前最終日でしたが、学校に認めていただき野球応援に行かせていただきました。最後に逆転のチャンスを残しながら相手校のピッチャーに打ち取られ3回戦敗退となりましたが、野球部生徒のとても良いプレーが光ったように思います。  私は野球については素人ですが、プレーを見ていると、ひとつひとつの動作を丁寧に、ミスが無いように意識していることがとてもよくわかります。こういった丁寧なプレーはまだまだ本校吹奏楽部には足りない部分だと思います。全然種類は違いますが、同級生の頑張りを見て、部員も勇気をもらったと思います。  野球応援が終わった翌週からはホール練習です。午前中は希望者は学校での補講を受講し、午後は菊川文化会館アエルに移動し、夜までの練習を4日間行いました。途中3回のプロの先生によるレッスンをしていただき、技術的に大きく向上しました。  レッスンの先生からは「とても良くなっている」とお褒めの言葉を頂きました。分奏を中心に例年よりも多くのレッスンを入れてきた成果が出ているようでうれしく思いました。  ホール練習の際に卒業生で音楽大学に進学した生徒が聞きに来ていたので話をしました。とてもよく勉強しているようで、演奏の状況や課題などを的確に聞き取っていました。これまでのレッスンにおける指導の流れがありましたので、指導には入ってもらわずに応援に回ってもらいましたが、元気に大学生活を過ごしているようで安心です。これからの活躍にも期待します。

中日吹奏楽コンクール銀賞、あと一歩のところでした。

 6月の中日吹奏楽コンクールに向けて、課題曲のマーチを中心にいろいろな先生に御指導いただきながら練習を重ねてきました。  毎年、自由曲を中心に見ながら課題曲はなんとか通るくらいの演奏で進めていましたが、今年は金賞を目標にしていることもあり、レッスンの先生とも相談してマーチを中心に練習してきました。例年と比較しても丁寧にマーチを演奏しているような感じが出てきました。音程やコントロールにまだ不安はありますが、非常に丁寧に演奏していて好印象です。  一番気になるのは一体感やブレンド感の部分です。縦があっていないこと、一定のテンポで吹けないことが課題でした。パーカッションや低音パートを聞きながらビートを共有して進んでいくように伝えて、何とかそろって吹く意識だけは持てるようになったかなというところで本番の日になってしまいました。  事前の練習でも、まだ、ミスが目立ちました。特に自由曲はまだまだ練習不足という感じです。それでも、レッスンの甲斐もあり、かなりいい音で演奏していますので、あわよくば金賞を狙えるかどうかといったところだなという思いでいました。  本番前のリハーサル室では、奏法チェックを行い、マーチの確認を行いました。このとき、初めて「一人一人がきちんとテンポ感をもって吹いていない」ことに気が付きました。パーカッションに合わせて、低音に合わせて、「とにかく誰かに合わせて吹く」ということが中心となっていたため、パーカッションパートがいなくなると途端に安定感を失います。そういえば、「管楽器だけでテンポを一定に演奏する」ような練習はしていなかったな。と、そのときに反省をしました。また、もっとメトロノームを使って個人練習を徹底するべきだったのかもしれません。しかし、もう本番直前です。ここから修正をすることはできません。  本番は実力通りの良い演奏をしたと思います。こういうところはさすが小笠高校といった感じです。私としては、管打楽器の音量バランスのコントロールが指示しきれていなかったことが反省点です。まだまだ力不足でうまく導けなかったなと思います。次の全日のコンクールに生かしていきたいと思います。  結果は、銀賞です。あと数点で金賞という惜しい位置でした。ちょっとした丁寧さがこの差を生んだと思うと、非常に悔やまれる結果です。  一方で、他校の先生からはお褒めの言葉をいただきました...

チューバレッスン、サックスレッスン(4/26日)

 新入生が入り、しばらくの間は学校生活に慣れることを考え部活動の時間はこれまで短くしてきました。今週から2,3年生と同じ通常の活動に入ってもらいます。春休みを超え、環境が変化し2,3年生でさえ今週は疲れの色が見えています。新入生はその2,3年生以上につかれていると思います。  さて、このたびチューバレッスン、サックスレッスンを行いました。本年度、小笠高校は吹奏楽コンクールにて東海大会出場を目指しています。一昨年は西部3位で県大会に出場し、県大会は録音審査で銀賞、昨年は西部大会で終わってしまいました。今の3年生は西部で3位になったことを経験している代です。技術もまだまだ未熟ではありますが、少しずつ高まってきている実感もありますので強気に目標を立てています。  私自身も逃げ道を塞ぐようにしています。どうしても「言い訳」や「逃げ道」を作って、できなかったときにはその言い訳にすがってしまう部分があります。実際、言い訳は「忙しかったから」「他のことに力を入れすぎていたから」「合奏に時間が取れなかったから」「個別の生徒の指導が十分にできなかったから」と、挙げればきりがないぐらいあります。それを言わないようにするために、周囲の先生にも「今年は小笠高校は20人で東海大会に出場します」と宣言し、講師の先生にも「東海大会に行きたいので、そこに行けるようにレッスンをお願いします。」と伝えています。生徒にも、「今年はこの人数で東海大会に行くんだ」と何度も伝えています。 挑戦の年です。  レッスンでは、パートのレッスンに加えて分奏レッスンも行っていただくように計画しました。1回のレッスンでパート2名のみ、1名のみではなく、全体にとって利益のあるものにしたいという気持ちがあるからです。分奏による大会曲のレッスンは30分~1時間くらいでしたが、メンバーできちんと課題を共有でき、分奏にしてよかったと感じました。  チューバの上級生はレッスンの時に講師の先生に聞いていただきながらマウスピースを変更しました。倍音の豊かな音が出そうなマウスピースが見つかり、これだけでも音がかなり良くなりました。今後に期待します。  素晴らしいと感じたのは、今はテナーサックスをお願いしている新入生です。きちんとレッスンに備えてメモ帳を用意し、他の上級生が指導いただいているときに指導内容をメモする姿が見られました。  数年...

部員勧誘→新入部員決定

 令和5年度が始まり、小笠高校吹奏楽部も新入生歓迎演奏を行いました。  今年度は例年と趣向を変えて行いました。部活動紹介でマーチングを見せるのは例年とほぼ同じなのですが、放課後の歓迎演奏でも、マーチングを披露しました。そのためにコンテを書き、動きを覚えなくてはならなかったので部員は大変だったと思いますが、演奏、演技ともにとても良いものを見せられたと思います。  その後、楽器体験を行いましたが、生徒は明るい雰囲気でうまくやっていたように感じました。非常に頑張っています。  結果として、新入部員は6名でした。近年どの学校も吹奏楽部の部員数が減少している中ですが、やはり本校吹奏楽部も徐々に部員数が減っています。(ちなみに、数十年前から部員数は右肩下がりの状況です。)昨年は4名の卒業生を送り出し、6名の部員が入ってきたことになるので、部員総数としては微増ということになります。新入部員を歓迎し一緒に頑張っていきたいと思います。  今年度の新入部員は非常に期待ができる生徒です。どの楽器の生徒も技術が高く、伸びしろもありそうです。熱心に練習していけば8月までにはかなり上達しているのではないかと思います。ある生徒は中学ではEuphを演奏していたようで、Euphの演奏技術も素晴らしいものでした。高校ではObへの変更を希望しており、Obも初めて吹いているにも関わらず良い音が出ていました。その他、Hn、B.Clなどを演奏してもらいましたが、器用に全ての楽器の音を良い音で出してくれました。バンド全体のバランス、サポート体制を考え、最終的にはバスクラリネットをお願いすることになりましたが、どの楽器になることも前向きで一生懸命やってくれそうです。また、A.Saxの生徒は、コンクールのことを考えてT.Saxをお願いしました。人数が少ないので、コンクール以降はA.Saxと兼任で活躍してもらいたいと思っています。  その他の新入生は基本的に希望の楽器(中学の時と同じ楽器)をお願いしました。技術の高い新入生が入部してくれたので心強く思う一方、「いつか自分が抜かされるのではないか」と思っている生徒もいるようです。一緒に切磋琢磨して良い演奏を作って欲しいと思います。