吹奏楽コンクール県大会金賞 東海大会出場を決めました!

 8月12日(土)に吹奏楽コンクールB部門県大会がありました。

 本校の出演順は25団体中5番、西部大会は25団体中3番でしたが、それに続いて早い出演順です。しかし、アクトシティ浜松までと、静岡市民文化会館までは本校からはそんなに距離が変わらないため、西部大会のときとほぼ同じ時間の流れで過ごすことができました。生徒の要望により、私たち顧問は朝5時30分に校舎の鍵開けをします。副顧問の先生がいち早くいらしてくださり、5時15分ごろには解錠できました。

 朝のリハーサルでは、まずは部長がしっかり緊張を解きほぐすように部員に働きかけてくれました。西部大会のときは全員ガチガチの緊張で音も固くなっていましたので、私の方で緊張をほぐすように色々とやりました。県大会に向けては流石の部長です。そのときの学びから、自分で考えた緊張のほぐし方を全体に実践してくれました。
 基礎合奏が終わり、通しを行いました。今回の通しは体調不良の生徒がおり、全員揃っての通しが叶いませんでした。しかし、その生徒もなんとか頑張って練習終了前に来てくれましたので、その生徒が確認したいところをきちんと確認して終わることができました。安心をして積み込みの準備を開始することができました。体調不良の中、よく頑張ってくれました。

 その後、バスに乗車し、静岡市民文化会館に移動です。私は、車で静岡市民文化会館に向かいます。途中、これまで非常に良くしてくださっていたレッスンの先生より激励の言葉をいただき、生徒と共有をしました。

 バスは少し早めにつき、落ち着いて準備を済ませることができました。一人ひとりの音を聞きましたが、西部大会の時よりも落ち着いている印象を受けました。リハーサル室の過ごし方も、これまでのリハーサル室の使い方から流れができていますので、安定しています。音も、そこまで固くありません。ハーモニーやピッチも丁寧に意識しており印象の良い演奏になっていたと思います。生徒全員の技術の高まりを実感するリハーサル室でした。

 本番を迎えまして、西部大会のときにうまく行かなかったセッティングも比較的余裕を持ってきちんと行うことができたように感じます。しっかりと前回の反省を活かして進めていて、流石小笠高校生です。落ち着いて演奏を開始することができました。

 演奏自体は・・・というと、かなりミスが目立った印象でした。色々な場面で今までに無かったような音のミスが起こっています。また、最後の盛り上がりもうまく作れなかった印象で、今までやってきたことのすべてを十分に出すことができなかったと感じ終わりました。終了後、うまく行かなかった部分を反省している生徒の姿を見て、申し訳ないという思いでいっぱいでした。「もしかしたらリハーサル室での緊張の解きほぐしが不十分だったのか」と反省していました。

 さて、結果はというと、タイトルに有る通り見事「県大会3位、東海大会出場」を決めることができました。私達の学校に高得点を付けてくださった先生がおり、ギリギリ東海大会出場を勝ち取ることができました。

 過去のデータを見ると、小笠高校はB部門に移ったのが2013年、この年が県大会銀賞でそれ以降最大で県大会銀賞(だと思います)。近年、部員数減でA部門に参加していた団体がどんどんB部門に移り激戦になっている中、東海大会出場は快挙です。ましてや、多くの団体が30名のフルメンバーの中、私達は県大会出場校のうち、最少人数レベルの20名です。3年次生を中心に頑張ってくれた結果がようやく出たと感じ、本当に嬉しかったです。

 この結果は、30年近くの間、先輩から代々受け継がれてきた伝統を生徒たち自身の力で維持し、気持ちを高く持って真剣に取り組んできた結果だと思います。これまでの伝統がこの結果を産んだと言っても過言ではありません。

 もちろん、演奏は先程記述した通り納得できるものではありませんでした。静岡市民文化会館にはいっぱい悔いを残してきています。もう一度レッスンをし、県代表として恥ずかしくない演奏に仕上げて東海大会に向かおうと思います。もう一息です。

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